野田昌志の映像と写真
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    恵比寿に撮影で3日間通った。

    3時間くらい空いた時間が出来たので、長い間改装で休館していた東京都写真美術館に展示を見に行く。

    地下から3階までの展示を見ながら、10代とか20代とかの僕は、早くこんなとこでどーんと展示したいなあと考えていたなと頭によぎった

    僕の生まれた八女市には、何軒かの写真館があり、ナショナルジオグラフィックや荒木経惟さんの写真に夢中だった自分は、俺は大きいところで写真撮るぞー!などと写真館の前を通りながら考えていたように思う。

     

    一昨年、関東で撮影をしていた自分に姉から「母ちゃんの綺麗か写真が、青木写真館のとこに飾ってあるよ!」とメールが来た。

    その何ヶ月か前に末期癌を宣告された母が、自分の遺影のために家族に相談せず、撮影してもらったものが飾られているらしい。

    帰郷した僕が姉と歩いて見に行くと、凛とした母が青木写真館のショーウィンドウにいた。

    母の強さが写り込んだ良い写真だった。

     

    それから1年半、母は闘病し2016年の10月に逝った。

     

    四十九日で帰ると親父に、青木写真館から母ちゃんの写真ば2枚くらい追加で焼いてもらってくれんか?俺は今、iPodで聴く音楽とこの写真に助けられとるけん。もっと飾りたいとよ。と言われて始めて青木写真館を訪ねた。

     

    入り口に置いてある呼び鈴を押すと、僕よりも何歳か年上らしい館主が出てきた。

    2枚の焼き増しと母を凄く綺麗に撮ってもらってありがとうございます。と伝えた。

    今商店街でくじ引きをやっているので引いてください、といわれたのでくじを引くと酒や米が当たった。

    帰りの車を運転しながら、若い時はつまんねえ写真だなと思っていたかもしれないその写真の良さが、分かるようになった。それともなってしまったとかな、などと考えていた。

    しかし写真で記録することの大事さを改めて思い、撮り続けようとも思えた。

    家には3枚の同じ写真が飾られている。

    | etc | 18:14 | - | trackbacks(0) | pookmark |
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